秋空 [Daily]
台風の通過が続く中,つかの間の秋空が広がる。
刻々と変わる雲の形は見ていて飽きることがない。
屋外に日陰をつくって空を眺めていると,ついうとうとしてしまう。
R-D1 COLOR SKOPAR 21mm F4(L)
スベリヒユ [Folkloristics]
最近では食べられる畑の雑草として認識され始めた植物だ。
これは全国的な話であり,山形では昔から食べられる野草として利用されてきた。
食べ方はいたって簡単なもので,畑から摘んできたものを茹でて辛子醤油をかけるだけだ。
また,茹でて乾燥させたものは冬期間の保存食としても活躍した。
山形ではスベリヒユをヒョウと呼んでおり,正月には「一年間拍子良くいきますように」と縁起を担ぎ乾燥したスベリヒユが食されていた。
RICOH GX100
ジーゼルエンジン [Daily]
わずかだが自家用に野菜畑を耕している。
小さな面積でも手で耕すには重労働だ。
トラクターでもあればあっという間なのだが・・ 滅多に使わない機械なので耕耘機で十分だ。
画像の耕耘機は20数年前に中古で購入したものだ。年に5回くらいは出番があるだろうか。
使わないときはビニールシートで雨よけをして畑に放置してある。
梅雨時の今時分は草に埋もれて・・・ 不憫である。
こんな冷たい仕打ちを受けても,今でも一発始動する頼もしいエンジンだ。
TOYO FIELD 45A FUJINON 150mm F5.6
紅花栄 [Skethes]
七十二候では紅花の咲く頃。
山形県は江戸時代には紅花の栽培が盛んであった。
残念なことに明治以降その栽培面積は減少し,現在では観光地の栽培がほとんどになっている。
暦の上では紅花の季節だが,山形での紅花の開花は7月頃である。
紅花栽培が盛んな頃,摘み取られた花片を加工した紅餅は最上川を舟で下り酒田から都へと運ばれた。
紅花の産地よりも最上川下流には,舟の難所といわれる最上川三難所あった。
米は三難所を舟で下ることができたが,金と比較されるほど高価であった紅花は三難所を舟で下ることが許されなかった。
画像は,最上川三難所の碁点と三ヶ瀬の間に位置する大淀
R-D1 COLOR-SKOPAR 21mm (RAW現像時加工)
まだはやい [Daily]
里の雪が消えてかなりの時間が経過した。
山の様子を見にカメラを持って出かけた。
入山前に麓の神社で今年の初入山の許しを得る。
しばらく登山道を登ると目の前に雪崩のあとが現れた。
手前には倒木が横たわり越えるのに苦労しそうだった。
麓の神様がまだ入ってはいけないと止めたのかもしれない。
目的のない俳諧,無理はしないでおこう。
熊野神社境内の山の神
RICOH GX100
桜桃の花 [Daily]
山形県の名産品といえばサクランボを思い浮かべる方は多いだろう。
山形の気候どおりに生育すれば6月が旬の果実だ。
一部ではハウス栽培のサクランボが旬を待たずにお店に並ぶ。
桜桃(おうとう)=サクランボ(さくらんぼ)。
作物名は桜桃、果実の商品名はサクランボという使い分けをする場合が多い。
TOYO FIELD 45A FUJINON 150mm F5.6 (印画紙に撮影)
雪の山村 [Film Camera]
昨年の年末に開いたグループ展出品のために,数年前に撮影したフィルムを引っ張り出して作品を作った。
会員の出品したものを展示用に事前に配置したところ,冬に撮影した作品が極端に少なく何点か出して欲しいという要請があったためだ。
ラボに預けてあったポジが戻ってきたので,仕舞う前にスキャナーで取り込んでみた。
作品用としては伸ばしていないが気に入っている1枚が上の写真だ。
冬期間無人となる山村の一角を撮影したものだが,次の日から雪のため車では登れなくなった記憶がある。
ぎりぎりのタイミングで撮影した1枚だった。
MAMIYA RB ProS 127mm RDPⅢ
初詣 [Daily]
一通り元日の用事を済ませて初詣に出かけた。
家族は近くの八幡神社に出かけたが,私は丑年生まれの家族のために虚空蔵院まで足を伸ばした。
毎年家族の干支に合わせて出かけるのだが,我が家には申年生まれがいないので丑年の番になった。
拝殿まで536段の石段を登るため家族代表での詣でである。
今年一年が平穏でありますように。
FUJIFILM X20